植物防疫専攻者への育英費支給
植物防疫界に優れた人材を送る目的で、大学に在籍する植物防疫専攻者の中から優秀な者若干名に対して育英費を支給して修学を援助している。
本事業開始(昭和36年度)以来、平成24年度までの52年間に本会の育英費を受けた学生数は286人(延べ423人)に達している。[昭和63年度以降だけでも80人(延べ118人)になっている。] 育英費は原則として供与で、支給額は現在の厳しい不況の影響から月額3万円である。
就農希望者への奨学金の供与
農作物の保護(病害虫・雑草防除、農薬)に関心を持ち、農業後継者として科学的知識や技術の習得を目指して各県農業大学校に在籍している者で、優秀な研究を行ったものに対して毎年奨学金を贈呈している。
この事業は、全国農業大学校協議会の全面的な協力を得て実施しており、全国の5ブロック5校から1名づつ5名を表彰し、奨学金10万円は賞状とともに在籍学校長から贈呈されている。また、受賞の調査研究報告には、就農希望者奨学金審査委員会の「講評」を今後の農業実践上の参考として本人に送付している。