報農会後援会の設立

昭和36年1月26日,財団法人報農会が創立され,その年9月には逸速く育英費の支給が開始されて初年度に6名の育英学生が誕生した。昭和38年度には育英学生数は24名になり,12月に有志が集って報農同窓会を結成し,会則も設けられた。爾来,同窓会員は年々着実に増加し,報農同窓会も本間保男会長を中心に相互の親睦,連絡が図られてきた。

一方,(財)報農会は,昭和61年7月23日,寄附行為の全面改正が認可されて事業内容範囲が拡大し,同窓会の進言,協力による報農会シンポジウムの開催が同年9月30日,家の光会館で実現することになった。以後今日まで,シンポジウムは盛会裡に毎年開催され,報農同窓会(第4回以降は報農後援会)は,その企画,準備,開催に,毎回開催実行委員を引受けて全面的な協力を行ってきた。

しかし,丁度この昭和から平成に替わった頃は,日本経済にバブル崩壊不況の兆しが見え,物価高と金利引下げの影響をまともに受けて報農会運営は厳しいものとなった。親団体の(財)報農会の運営面を少しでも支援したいとの念願から,昭和61年度~昭和63年度に支援募金を行ない117万円余の寄付金を贈ることができた。更に報農同窓会は平成元年2月14日の幹事会で,規約の全面的な改正案(平成元年2月1日付)を決め,組織を拡大して,育英費受給者以外にも従来海外渡航旅費の援助等,報農会から何らかの援助を受けた方々,また会の趣旨に賛同される方々を特別会員として誘い,名称も「報農後援会」と改称して,(財)報農会の事業を常に側面から協力する体制に移行した。平成2年度は報農会創立30周年の年に当り,「報農後援会」は会則を4月20日に再改正し,30周年記念行事の開催に全面的な協力をすることができた。

報農後援会が発足して既に30年の余になる。会報「ろまん報農」により,会員の親睦,会員の消息,報農会情報の連絡が図られてきたが,会員の減少に伴う資金不足から会報の発行は,第43号(平成26年8月発行)を最後に中止となった。他方年会費は,必要経費を除いて(公財)報農会に寄付され,親団体である(公財)報農会の円滑な運営に供されており,現状では,育英費ほぼ1人分の支援を目標として引き継がれている。

報農後援会 役員名簿

会 長 野 田  博 明
理 事 重 野  武 夫
監 事 井 上  智 広     本 山  直 樹

入会のお誘い

報農会及び報農後援会の趣旨をご理解いただき、更に多くの方々の報農後援会への内部からのご協力を賜りたく、ご入会を心よりお待ち申し上げております。

後援会費 年 2,000円
入会金 なし
郵便振替口座番号 00140-1-121402
特典 なし

なお、後援会は次の2つの会員で構成されています。
『報農後援会特別会員』:会の趣旨に賛同し、ご寄付をしていただいた方を基にした会員。
『報農後援会育英会員』:主に育英費を供与された方々が社会に出られてから、後に続く後輩たちの助けになるようにと、ご寄付をした方々を中心とした会員。
いずれも入会手続きは同じです。入会ご希望の方は報農会事務局までご一報ください。

 

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